顔面けいれんについて

顔面けいれんのイメージ画像

顔面けいれんは、顔の半分が自分の意志とは無関係にピクピクとけいれんする疾患です。目の周りだけでなく、進行すると口元や首まで広がることがあります。この症状は緊張、ストレス、疲労などによって引き起こされる事が多いです。進行すると目を開けられず、口元は引きつるようになることもあります。

顔面けいれんに対して当院でできること

顔面けいれんは脳の血管が顔面神経を圧迫することが一般的ですが、私の経験からも脳腫瘍が原因である場合も少なくなく、脳MRIによる検査が必要です。診断の結果、脳血管による顔面神経の圧迫が原因と考えらえる場合、薬物治療、ボトックス療法、手術などが選択肢となります。当院では薬物療法とボトックス療法(日本ボツリヌス治療学会認定施注医による)が行えます。手術がよいのか、ボトックス療法がよいのかは実際に両方を手掛けてきた医師でないと判断は困難ですので、当院までご相談ください。手術が必要な場合は適切な病院をご紹介いたします。

ボトックス療法について(保険診療)

ボトックス療法とは、けいれんしている顔面の筋肉にボツリヌス毒を注射し、顔面の筋肉を一時的に麻痺させて顔面のけいれんを抑える治療法です。効果は3~6か月続き、その後は再度治療が必要になります。日本ボツリヌス治療学会認定施注医である院長が在籍する当院までご相談ください。